民国37年に建てられ、製糖工場街の1路地内に位置する花蓮製糖工場宿舎の1路地1・3号及び與5・7号は、ツイン式の木造宿舎の「乙種従業員宿舎」で、日本時代の花蓮製糖工場の乙種従業員宿舎設計図をもとにして造られています。
玄関を通って廊下に入ると、リビング・居間・寝室・廊下はすべて木の間仕切り(しょうぎ)で仕切られており、前後には石の踏み台が設置され内廊下に出入りできるようになっています。外壁に下見板、内側に竹編み漆喰壁工法を使用し、防風板や傾斜支柱があることで家を安定させ、台風や地震を防いでいます。換気のために室内にはスライド式の通気窓を備え、屋外の土台も地上より高く設置されています。周囲には植物が植えられており、花蓮製糖工場の従業員の生活の質を向上させています。
花蓮製糖工場宿舎の1路地1・3号は製糖工場宿舎の多種間取り様式の一つであり、工場と居住空間が密接に融合した生活生産方式や従業員の階級的区別を検証し、また階級制度が明確な規格化運営制度の象徴でもありました。また、社員の通勤にかかる時間と労力をなくすため、社員の居住の場が作られ、そこが仕事の場と緊密に連結するように、工場の配置構想もそれに合わせて計画されました。
花蓮製糖工場宿舎群4-花蓮製糖工場 従業員宿舎(乙種従業員宿舎)
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更新日期:7/2/2025 12:40:13 AM